平成29年4月に写真のようなリコールのはがきが届きました。
どう対処したらいいか解説します。
ただちにディーラーに連絡してください
今回届いたのはダイハツ・ムーヴ(平成26年式)に対するリコールのはがきでした。
内容を見てみるとトルクコンバータという部品に不具合があるため、対策品に交換させて欲しいという内容でした。
また、作業時間が6時間と書いてあります。
さらに、
最悪の場合、停車時等にエンストして再発進できなくなる恐れがあります。
と、書いてあります。
リコールですので当然無料ですが、面倒と思う人もいると思いますが、必ずディーラーに連絡して修理してください。
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このリコールでどんな修理をするのか
具体的にどんな整備をするのか気になる方のために、もう少しこの内容を詳しく説明します。
今回、リコールの対象となった部品はトルクコンバータという部品です。この部品の機能等は今回説明しませんが、エンジンではなく、車を前に進めせるためのミッションの一部です。
この部品を交換するために、どんな整備をするのかを予測してみたいと思います。
1.ミッッションオイル(CVTフルード)、エンジン冷却水(クーラント)を抜き取ります。
2.エンジンとミッションをセットでエンジンルームから取り出します。
3.エンジンとミッションを切り離します。
4.ミッションからトルクコンバータを外します。
5.新しい対策品のトルクコンバータをミッションに取り付けます。
6.エンジンとミッションをセットにして、再びエンジンルームに搭載します。
7.ミッションオイル(CVTフルード)、エンジン冷却水(クーラント)を入れて終了です。
これで作業時間6時間です。
しかし、おそらく2日間の日程で貸してほしいと言われると思います。
この整備は、いわゆる「エンジン脱着」を含む重整備とよばれるものです。
技術的には、5年以上整備経験があるエンジニアでなければ安心できない程、高い技術が必要な修理です。
実際にわたしの車がリコールの対象になっていますので、わたしもディーラーで修理してもらいますが、ちゃんと直してくれるか若干の不安があります。
この修理した場合のメリット・デメリット
メリット
・CVTフルードとクーラントが必然的に交換されます。特にCVTフルードは高価なのでラッキーかもしれません。
・洗車や掃除もしてくれるでしょう。
以上がこのリコールに出すことのメリットだと思います。
デメリット
これはリコールであり、無償修理です。デメリットはありません。
しかしリスクはあります。
大掛かりな整備ですので、要するに整備ミス等の心配があります。
何点か修理後に起きやすい不具合を書きますので、修理のあとで確認してみてください。
・ハンドルがまっすぐになっているかどうか
・走行中ガタガタ振動がないかどうか
・車の下にオイル等がこぼれていないかどうか
以上、平成29年4月に届出されたダイハツのリコールについての説明でした。
みなさまのお役に立てれば幸いです。
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