こんにちは。
少しヘンクツでも心から整備士を応援している管理人ゆうすけです。
今回は2017年秋に新登場した、リコール検索ソフトをご紹介します。
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これまでのリコール検索
これまで、リコールに該当している自動車かどうかを検索する方法は、それぞれのメーカーの特設サイトにアクセスしなければなりませんでした。
そのため、特に整備事業者は入庫する車両がリコール対象車であるかを、その都度個別に自動車メーカーのサイトにアクセスしなければならないため、その面倒さからリコール対象車であることを把握できずに、納車してしまう(ユーザーに返してしまう)という問題がありました。
国土交通省では、リコールは届出後3ヶ月以内に適切な処置を実施することと、各自動車メーカーに命じていますが、自動車メーカーでは、正規代理店(ディーラー)に入庫しないユーザー全てを把握する事が難しく、「リコールの案内のハガキや封書を出してもなかなか入庫しない」という問題があり、実際には3ヶ月間に全ての対象車の処置ができていない現状にあります。
その問題を解決する為には、ディーラー以外の民間整備工場に入庫するユーザーにもスムーズなリコール対策を実施してもらう必要があるため、民間整備工場でもリコールに該当しているかどうかを確実に調べて、未実施であればただちに適切な対応をすることが求められています。
「リコール検索」アプリ新登場
1台1台各自動車メーカーのサイトにアクセスしなければならない、これまでのリコール検索方法に代わって誕生したのがこの「リコール検索」アプリです。
このアプリはすべての自動車メーカーのリコール対象車両を、同じ一つのサイトから一括で検索することが出来るサイト(アプリ)です。
これまでも、こういったサイトがありそうで無かったその理由は
「実施済みか未実施か」がリアルタイムで代わるため、各自動車メーカーからその情報を、それこそリアルタイムに共有して把握しなければならない点が難しかったためです。
しかし、この度、整備事業者が容易にリコールの対象車両であるかを検索できるアプリとWEBページを、各国産自動車メーカーとのタイアップにより一般社団法人日本自動車整備振興会連合会が作成しましたのでご紹介します。
もちろん一般の方でも整備事業者の方でも誰でも利用できます。
*輸入車には対応していません
QRコードを読み込むスマホアプリ版
まずはアプリ版の紹介です。
アプリ版は、車検証に記載されているQRコードを、スマホをかざして読み取ることで、
該当するリコール情報とそれが実施済みであるかどうかを検索できます。
それではアプリ版の検索方法をご紹介します。
まずはリコール検索アプリサイトからアプリをダウンロードします。
というか、App Store や Google Store から、「リコール検索」と検索してダウンロードしたほうが早いです。
次にアプリを起動すると、次のような画面になります。
↑「車検証QRコードの読取」を選択する
↑ 「車検証に記載のQRコードを枠内にかざしてください」との説明があるので、スマホをかざす。
↑ うまくいけば、検索結果(対象のリコールと実施状況)が表示されます。
実に簡単です。しかもメーカーに関係なく、連発で検索できるので大変便利です。
また、QRコードを使用せずに、車体便号を直接打ち込むことでもリコール検索できます。
車体番号を入力するWEB版
WEB版については車検証に記載がある車台番号とメーカー名を入力するだけです。
↑ メーカー名と車台番号を入力
↑ 結果が表示されます
これ、私のマイカーなんですが、エアバッグのリコールが済んでいませんでしたwww
よく見ると未実施が一つありますよね
パソコンが使える場合、車検証を準備してパソコンで入力した方が、複数台のリコール対象車を調べる場合にはいいかもしれません。
また、詳しくは日本自動車整備振興会連合会HPで確認してください。
以上、リコール情報を簡単にスマホで一括検索するアプリのご紹介でした。
整備事業者の人はぜひ活用してください。
一般の方も、一度自分の車がリコール対象であるかどうか調べてみてはどうでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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