こんにちは。1級整備士のゆうすけです。
最近当サイトに対してたくさんのコメントを頂きありがとうございます。
今回の記事はドライブレコーダーの購入・取り付けを検討される方のために、ドラレコの取り付け方法とおすすめドラレコ購入のコツなどを整備士目線でご紹介します。
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ドラレコ選びの前に
最近、悪質なあおり運転動画などが話題になり、品切れが続出するほど売れ行きの良いドライブレコーダーですが、「映像を記録できるものかな」と、なんとなくのイメージしか持っていないという人も多いと思います。
そんな人のために、ドラレコとはどういうものなのか、その性能や機能を簡単にご紹介し、ご購入に役立ててもらいたいと思います。
でもその前に、とっても大事な、ドラレコの取り付け方法を説明します。
なぜ取り付け方法から説明するのかというと、単純に、
取り付ける方法を決めてから購入したほうが良いからです。
なんとなく読んで頂ければわかってもらえるのかなと思います。
ドラレコの取り付け
さて、さっそくドライブレコーダーの一般的な取り付け方法について説明します。
ドライブレコーダーは主に本体(カメラ)と配線の取り付けが必要です。
本体(カメラ)の取り付けについて
本体(カメラ)はフロントガラスに吸盤、または両面テープで取り付けます。
本体の取り付けは、誰でもできるとても簡単な作業ですが、実は取り付ける範囲が法令で定められており、取り付け場所によっては、法令違反となり車検に通らなくなります。
自分で取り付ける際は、必ず取扱説明書の「取り付け場所」をよく見て取り付けてください。
配線の取り付けについて
本体(カメラ)は電源がなければ作動しません。
カメラの電源をクルマから取り、配線でつなぐ必要があります。
電源を取る方法は2つありますので、一つずつ説明します。
1.シガーソケット(アクセサリーソケット)を使用する方法
一つ目の方法はシガーソケット(アクセサリーソケット)を使用して取り付ける方法です。
(写真)シガーソケット(アクセサリーソケット)
※シガーライターは絶滅してしまったので、最近ではアクセサリーソケットと言います。
このソケットに付属の電源コードを挿入するだけです。
誰でもできます。
この方法のメリット
・取り付けが簡単なので自分でできる
この方法のデメリット
・ガラスに取り付ける本体(カメラ)から、シガーソケットまでの配線の処理に困る。
・配線処理の方法によってとてもダサくなる
・シガーソケット周りがごちゃごちゃする
・シガーソケットが他の用途(スマホの充電など)に使用できなくなる
以上がデメリットです。
特に最近のクルマは、アクセサリーソケットがいろんな場所に取り付けられているため、クルマによっては、配線がとても邪魔な存在になるかもしれません。
こういうのを買わなきゃいけないですね。
2.プロに任せてかっこよく取り付ける方法
二つ目の方法は整備工場に頼む方法です。
プロの整備士は、配線を一切見せないように取り付けます。
また、シガーソケットも使用しません。
ちなみに、シガーソケットは簡単に抜き差しできるという利点がありますが、ドラレコやETCのように、そもそもずっと電源を入れておくようなものであれば、本来は安定したところから電源を取るべきです。
この方法のメリット
・ごちゃごちゃしない、邪魔にならない、ダサくならない、最初から付いている用品のように見える
・シガーソケットを使用しない
・安全
この方法のデメリット
・工賃が掛かる
・別売りの電源コードを買う必要がある
デメリットはお金がかかることだけです。
ちなみに、ちゃんとした整備士であれば、別売りの電源コードを買わなくても、付属のコードを加工して取り付けられると思いますので、別売りの電源コードは絶対必要というわけではないと思います。整備士に相談してみてください。
以上がドラレコの取り付け方法です。
つまり、なるべくなら整備工場に取り付けを依頼したほうがいいということです。
ドラレコの購入方法
それでは「ドラレコは整備工場で取り付けしてもらったほうがいい」
ということを踏まえて、かしこい購入方法を考えてみましょう。
1.カー用品店(店舗)で購入して取り付けてもらう方法
私のイメージでは、一般的にドラレコの購入はこのパターンが多いのかなと思っています。
メリット
・まあまあ安い
デメリット
・店舗によって品数や在庫が少ない
・意外と工賃設定が高い(ような気がする)
私が思うカー用品店の特徴として、ナビやタイヤなど用品の単価は安いのですが、工賃が少々高めに思います。
ネットや新聞広告では安く見えるのですが、いざそこで取り付けようとすると、以外に高くなってしまうパターンが多いような気がします。
2.インターネット通販で購入して、整備工場に持ち込む方法
メリット
・部品代激安
・品数、在庫多い
デメリット
・取り付けを整備工場から断られたり、高額な見積もりをもらう
この方法については別記事で紹介していますので参考にしてみてください。
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ネット通販で賢く節約!持込み取付けができて、安くて、信頼できる整備工場を探すコツ
3.ディーラーに全てを依頼
メリット
・保証などアフターサービスが安心
・取り付けの技術が高い(はず)
デメリット
・部品も工賃も高い
さて、3つの購入方法をご紹介しました。
いずれにしても、私が伝えたかったのは、取り付けの方法を決めてから購入したほうが良いということです。ぜひ参考にしてください。
ドラレコの機能
それではここから機能や性能について説明します。
ですが、ここからははっきり言って他の紹介サイトと同じです。特に私がほかの誰よりもドラレコに詳しいというわけでもないので、すみませんがとおりいっぺんの説明をします。すみませんwww。
さて、ドライブレコーダーと一口に言っても、商品によってたくさんの機能がありますので、ドラレコ王手のYupiteru(ユピテル)さんのHPを参考にその機能をご説明します。
1.録画
ドライブ中または駐車中の、主に車両前方の映像を記録するドラレコの基本機能です。
2.録音
録画中の音声を記録する機能です。
3.速度、GPSデータ記録
録画中に何キロでどこを走行していたのかが、後で確認できる機能です。
4.G(加速度)センサー記録
衝撃が加わったときの前後の映像を自動的に記録できる機能です。
5.静止画撮影・保存
動画だけではなく、静止画を撮影できる機能です。
ドライブレコーダーの主な機能はこのとおりです。
(もちろんメーカーや機種により、付いているものといないものがあります。)
ドライブレコーダーは、セキュリティ性能といざという時に泣き寝入りしないための、証拠を記録する目的で取り付ける人が増えているのではないでしょうか。
また、GPSが搭載されているものであれば、どのルートをどのぐらいのスピードで走行したかなどの詳細が後で確認できます。中には「旅の記録として」楽しむ目的の人もいるようです。
ドラレコの選び方・4つのポイント
整備士の私が思う選び方のポイントをざっくりと説明します。
1.画質
性能面での選び方で最も重要な要素は、「画質」といってもいいでしょう。
「せっかく録画していたのに、画質が悪く前方車両のナンバーがよく見えない」
と、なってしまえば、そもそもなんのためにドラレコを取り付けているのかわからなくなってしまいます。
画質は「FHD(フルHD)以上」を選ぶべきです。
それ以外の選択肢は無い方がよいと思います。最低限ここだけはこだわりたいポイントです。
2.記録のタイミング方式
つづいて重要なポイントは記録方式です。2つあります。
「常に録画タイプ」と、「事故が起きたとき録画タイプ」です。
「常に録画タイプ」であれば事故が起きたときも当然録画されますので、「常に録画タイプ」を選べば問題ないでしょう。
しかし、「常に録画タイプ」のデメリットとして、記録容量が膨大ですので、SDカードの容量を大きなものにしなければなりません。
それでもSDの価格は最近それほど高価ではなくなってきているので、それほど問題ではないかもしれませんね。
「事故が起きたとき録画タイプ」は、衝撃を感知するとその前後の映像を記録するタイプなので、「最近話題の悪質なあおり運転」などは、特に衝突などが起きなければ、記録されません。
3.視野角
性能面でのドラレコ選びにおいて、画質につづいて重要なポイントは視野角です。
その言葉の意味通り、視野が広ければ広いほど、路肩や反対車線を記録することができます。
視野角も画質同様に広いに越したことはないのですが、近年のドラレコは水平の視野角で108°以上となっており、それほど気にすることはないようです。
また、自動車の後部や、横も記録したいのであれば、360°タイプがあります。
全方位記録タイプですね。魚眼レンズみたいに見えます。
これについては、運転中の自分や車内の様子まで写ってしまうので、いろいろ考えると個人的には面倒だなと思います。
参考にどうぞ ↓
Yupiteru 全天球ドライブレコーダー marumie(マルミエ)
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4.その他
他にドラレコ選びのポイントとなりそうなのは、「GPS」「夜間の映像性能」「駐車中の録画を行うか」「音声録画」あたりでしょうか。
「GPS」については先程も触れたように、自分が通ったルートが記録されますので、後で楽しむことができるような機能です。
「夜間の映像性能」については明確な基準がないので、各メーカーのHPで確認したほうが良さそうです。
「駐車中の録画を行うか」については、もちろん盗難防止のためですが、家庭に監視カメラを取り付けるのとは違って、電源の供給が難しくなります。
自動車に搭載されたバッテリーを電源に使用してしまえば、当然クルマがバッテリー上がりを起こしやすくしてしまうため、各ドラレコメーカーはオプションで専用バッテリーを販売しているようです。
駐車中の録画は少々ハードルが上がりそうです。
「音声録画」はそのまま音声を記録するかどうかです。
ここまでドラレコの選び方のポイントを私なりに説明しました。みなさまの参考になれば幸いです。
おすすめドラレコ
それではオススメするドラレコを、あなたのタイプ別にご紹介しますwww
・とにかく良いものをというあなたへ
コムテック ドライブレコーダー ZDR-015 前後2カメラ 前後200万画素 Full HD GPS搭載 安全運転支援機能搭載 1年保証 常時録画 衝撃録画 高速起動 ZDR-015
コムテックZDR-015
長い間、品切れが続出したロングセラー大人気商品で、間違いない商品です。
特徴は前後にカメラが付くので、後ろも録画出来るところです。
しかしカメラが二つとなると、一般の方が自分で取り付けるのが難しくなってきますね。
・360°見たい!という欲張りなあなたへ
名前のとおり全方位マルミエです。品薄が続いているみたいですね。
ここまでくるとなんか怖いwww
記事の中でも書きましたが、自分や、室内まで写ってしまうのが嫌という人には向いていません。
・安くてそこそこのやつがいい!というあなたへ
コムテックZDR-012
安いとは言うものの、何を隠そう様々な通販サイトで一番人気のドラレコです。
たくさんのコメントから、コスパと性能の良さが高評価を得ていることがわかります。
・液晶が大好きなあなたへ
KENWOOD DRV-830
3インチの液晶で、設定の操作性と走行映像が楽しめる。
私は好きです。これ。
以上、4つのおすすめドラレコでした。
それではみなさんドラレコライフを楽しんでくださいね。
最後までありがとうございました。
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